屋外を歩き始めたら、つま先を守り、滑りにくく、足の動きを妨げにくい靴を選びます。成長のために大きめを買うのではなく、今の足を測り、靴の中で足が前後左右に動きすぎないことを確認します。
子どもは、靴が小さくなっても上手に言葉にできないことがあります。靴を買う日だけでなく、家庭で中敷きや足の赤みを見てあげることも足育のひとつです。
初めて靴を履いたときに、立ち止まったり、ハイハイに戻ったりすることもあります。無理に歩かせず、室内で短時間から試し、足に赤みや強い当たりがないか確認しながら慣らします。
- 足長・足幅・足囲:左右を測り、表示サイズだけで決めない。
- つま先:指が動ける余裕があり、形が足趾を圧迫しない。
- 踵:踵まわりが大きく浮かず、後ろから支えられる。
- 固定:紐や面ファスナーで甲を調整でき、足が前へ滑りにくい。
- 曲がる位置:靴底が、足の指の付け根に近い位置で曲がる。
最後は立位と歩行で確認します。座ったままの試着だけでは、足が靴の中でどう動くか分かりにくいためです。
価格も、買い替えの頻度も、ご家庭には大きな負担です。だからこそ高価な一足を一方的にすすめるのではなく、今の足に何が必要か、家庭で何を確認できるかまでお伝えします。
靴がよくても、踵を合わせず締め具をゆるめたままでは、足を十分に支えられません。選び方と同じくらい、毎日の履き方を習慣にすることが大切です。
- 中敷きを外して立たせたとき、つま先の余裕が少ない
- 足趾や甲に赤み・靴ずれがある
- 靴を履きたがらない、すぐ脱ぐ
- 急に歩き方が変わった、よく転ぶようになった
- 踵が大きくすり減った、靴が変形した
歩き始めの時期は足の成長が早いため、少なくとも月に一度は保護者の方がフィットをご確認ください。気になる変化が続く場合は、医療機関へご相談ください。
買い替えの時期は、年齢だけで一律には決まりません。月に一度を目安に中敷き、つま先の余裕、足の赤み、靴の変形を確認し、合わなくなった時点で見直します。成長のペースには個人差があるため、迷うときは今の靴をお持ちください。
この5点と買い替えの目安をまとめたPDFを、公式LINEにご登録いただいた方へお渡ししています。ご登録後、「チェックリスト希望」とメッセージをお送りください。
公式LINEに登録してチェックリストを受け取る靴下も足育のひとつです。ご相談でよくいただく3つの疑問には、こうお答えしています。
- 滑り止めは必要?:靴の中で足は伸び縮みします。裏全体を覆うような滑り止めは足の動きを妨げることがあるため、基本的にはないものをおすすめします。
- サイズは大きめでよい?:大人が2cm大きい靴下を履くと余ってしまうように、11.5cmの足に3cm大きい靴下は大きすぎます。足のサイズに合ったものを選びます。
- 裸足で靴を履かせてよい?:幼児の足は汗をかきやすく皮膚も弱いため、靴下で皮膚を守り、靴も清潔に保てます。毎日洗える靴下が、靴の中の衛生を守る役割をします。
23.0cmの細い足に、24.5cmの学校靴
公式Facebookでは、13歳のお子さまの足を測るとJIS規格で23.0cmのDまたはE相当だった一方、購入されていた学校靴は24.5cmだったというご相談例を紹介しています。大きなサイズなら安心とは限らず、靴の中で足が動きすぎることもあります。
表示サイズだけでなく、足長、幅、踵の収まり、甲の固定を確かめ、履いて歩く姿まで見ることが大切です。ここに記載した数値は公開された一例であり、ほかのお子さまに当てはまる基準ではありません。
今の足を測り、中敷きの上で余裕を見て、踵を合わせて履かせてください。買い替え時期も、靴の数字だけでなく足と靴の状態から考えます。
ANDANTINOでは、日独小児靴学研究会で子どもの足と靴を学んだシューフィッターの五十嵐洋子が、ファーストシューズから成長期までご相談を承ります。足サイズ、フットプリント(目安として3歳以上)、写真・動画、歩行、現在の靴を確認し、お母さん・お父さんと一緒に靴選びと履き方を考えます。
お子さまの足を一緒に見てみませんか。
今履いている靴もお持ちください。家庭での確認方法までお伝えします。