痛む場所だけを見ても、靴の中で足が滑っているのか、踵が収まっていないのか、歩くときにどこへ負担がかかっているのかは分かりません。だから足、今の靴、立つ姿、歩く姿を一つの流れとして見ます。
計測値やフットプリントは大切な手がかりですが、それだけで診断するものではありません。履いて歩き、ご本人の感覚も伺って初めて、靴選びの優先順位が見えてきます。
1. 聞く
困りごと、生活、仕事、運動、用途、今までの靴を伺います。
2. 測る
左右の足長・足幅・足囲を測り、指や関節の動きも見ます。
3. 見る
足の色、温度、腫れ、骨、指、爪、フットプリント、今の靴を確認します。
4. 歩く
立った姿と歩行、靴を履いたときの変化を一緒に見ます。
5. 伝える
今の足の特徴、靴選びの優先点、履き方を分かる言葉で説明します。
6. 見直す
必要に応じて計測や写真を同意のもとで記録し、次の靴選びや調整に生かします。
お悩みが靴店の範囲を超えると判断したときは、無理に商品をすすめず、医療機関や別の専門先への相談をご案内します。
人の身体は変化します。子どもは成長し、大人の足も年齢、仕事、運動、体調によって変わります。一度の計測だけを答えにせず、今の足と靴、歩いたときの感覚を確かめ、靴やインソールを必要に応じて見直します。
お渡しした後に、生活の中で履いて分かったことがあればお聞かせください。靴にもインソールにも、実際に使ってみて初めて分かることがあります。
店頭の計測や観察は、靴・インソールを選ぶためのカウンセリングであり、病気の検査、診断、治療ではありません。強い痛み、急な腫れ、けが、しびれ、傷、皮膚の異常、歩けない状態は医療機関へご相談ください。
写真やフットプリントは良し悪しをつける点数ではありません
フットプリントや立位・歩行の写真は、その日の状態を残し、次回に同じ条件で比べるための記録です。一枚だけを見て「正常」「異常」と決めたり、色の濃淡だけでインソールの必要性を判断したりはしません。
公式ブログで紹介した3か月ごとの確認例でも、フットプリントに大きな変化が見られない時期がありました。その場合も、歩く時間、靴の摩耗、履いたときの感覚を伺い、今の組み合わせを続けるか、靴やインソールを見直すかを考えています。
記録を残す場合は目的をご説明し、同意をいただきます。撮影や保存を希望されない場合は、遠慮なくお申し出ください。
本人発信:外反扁平足と3か月ごとの確認例 ↗
いつもの靴から一緒に見ましょう。
お困りのことと、普段よく履く靴をお聞かせください。
