「土踏まずが低い」「扁平足と言われたことがある」——ご相談でよく伺う言葉です。ただ、土踏まずの高さやフットプリントの形だけで良し悪しを決めることはしません。体重をかけた足、指、踵の位置、実際の歩き方、靴の減り方まで合わせて見て、初めて分かることがあるからです。
足には3つのアーチがあります。踵から親指側へ続く内側縦アーチ(いわゆる土踏まず)、踵から小指側へ続く外側縦アーチ、足の内側と外側を横につなぐ横アーチです。3つは独立した部品ではなく、立つ、体重を受ける、前へ進む、蹴り出すという動きの中で連携して働きます。
アーチの高さには生まれつきの個人差があり、年齢、けが、仕事、運動、妊娠・出産など生活の変化に伴って変わることもあります。見た目だけで原因を決めず、左右差や痛み、歩き方と合わせて確認します。
アーチが低い場合も高い場合も、足裏の一部に当たりや疲れが集中することがあります。靴の中でどこに圧がかかっているかを見ます。
- 濡らした足の裏を紙や床につけたとき、土踏まずの部分がどれくらい写るか
- 立ったときに、踵が内側へ倒れ込んでいないか
- 靴底が内側だけ、あるいは外側だけ極端にすり減っていないか
- 長く立つ、歩くと、足の裏や足首が疲れやすくないか
いずれもご自身で結論を出すためのものではなく、ご相談の際に状態をお伝えいただくための手がかりです。現在の靴は処分せず、ご相談時にお持ちください。
- 踵の支え:ヒールカウンター(踵まわりの芯材)がしっかりした靴は、踵の傾きを抑える助けになります。
- アーチを支える構造:土踏まず部分を支える形状の靴やインソールが合う場合があります。
- 靴底の厚みと硬さ:薄く平らな靴底では、クッションや支えが足りない場合があります。用途と歩く距離に合わせて確認します。
アーチの高さや崩れ方は一人ひとり違うため、既製のインソールで足りる場合と、オーダーメイドが向く場合があります。ご相談では、歩行の観察をもとに、ディモコ・インソールを含めてご提案します。
足の計測、フットプリント、靴と歩行の観察を行い、アーチの状態に合わせた靴・インソールを提案します。診断や治療ではありません。
痛みが続く、急に腫れた、片足だけ急にアーチの形が変わった、しびれがある場合は、整形外科などの医療機関へご相談ください。糖尿病や血流の問題がある方は、自己判断でインソールを使う前に医療専門職へご確認ください。
扁平足は治りますか?
加齢や生活の変化で低下したアーチを、靴やインソールだけで完全に元に戻すことは難しい場合があります。ただし、支える靴・インソールを選ぶことで負担を減らせます。
子どもの土踏まずが見えないのは扁平足ですか?
幼児期は生理的に土踏まずが未発達なことが多く、必ずしも扁平足とは限りません。成長段階に応じて確認します。
アーチサポートのインソールはどの靴にも使えますか?
靴の内部構造によって入るインソールの厚みや形が異なります。今お使いの靴に合うかどうかも含めてご相談ください。
靴が当たる、歩くと疲れる。まずはご相談ください。
通常の足と靴のご相談は、ANDANTINOが予約制で承ります。
