わたし自身、若い頃の靴選びがきっかけで外反母趾になり、歩くのがつらい時期を経験しました。だからこそ、曲がり方の見た目だけで決めつけないことを大切にしています。足の骨格や関節の動き方などの素因に、先の細い靴や足に合わない靴による圧迫が重なって進む場合があるからです。
店頭では、親指の付け根がどこに当たるか、足が靴の中で前へ滑っていないか、踵が収まっているか、歩くときに指が使えているかを見ます。「幅広なら楽」と大きすぎる靴を選ぶと、靴の中で足がさらに動き、別の場所に負担がかかることもあります。
外反母趾は靴だけが原因とは限りません。ただし、先の細いつま先、高いヒール、緩んだ履き方では、足が前へ滑り、親指の付け根が圧迫されやすくなります。
靴だけで変形を元に戻すことはできません。親指の付け根が当たらず、踵と甲を固定できる靴を選び、歩いたときの当たり方を確認します。
- つま先の形と余裕:親指の付け根が当たらない形と余裕があるか。ただし大きすぎる靴は逆効果です。
- ヒールの高さ:高すぎるヒールは足が前へ滑りやすいため、履く時間や頻度も含めて選びます。
- 踵の収まり:踵まわりがしっかりしていると、足全体が前へ滑りにくくなります。
- 紐やベルトでの固定:甲をしっかり固定できると、足が靴の中で動きにくくなります。
- 靴底が曲がる位置:指の付け根と靴の曲がる位置が合っているか。
ブランド名や表示サイズだけで選ばず、足長・足幅・足囲を測り直し、実際に履いて立ち、歩いてみることを大切にしています。取扱商品から、足の形や用途に合わせてご提案します。
インソールは変形そのものを治すものではありませんが、足裏の当たり方や靴の中での足の収まりを調整する助けになります。オーダーメイドのディモコ・インソールでは、計測と歩行の観察をもとに、踵や前足部への当たり方を確認しながらパッドの位置を調整します。
- 裸足と靴を履いたときで、親指の付け根の痛み方が変わるか
- 靴のつま先部分の内側が、外側へ向けて型崩れしていないか
- いつも履いている靴の踵がつぶれていないか
- 紐やベルトを留めても、足が靴の中で前へ滑らないか
現在の靴は処分せず、ご相談時にお持ちください。足と靴の間で何が起きているかを見る大切な資料になります。
足の計測、フットプリント、靴と歩行の観察を行い、外反母趾のある足に合わせた靴・インソールを提案します。診断や治療ではありません。
痛みが続く、急に腫れた、熱をもつ、歩けない、しびれや傷がある、変形が急に進んでいると感じる場合は、整形外科などの医療機関へご相談ください。糖尿病や血流の問題がある方は、自己判断でパッドやインソールを使う前に医療専門職へご確認ください。
外反母趾は靴だけが原因ですか?
骨格や関節の動きなどの素因に、先の細い靴やヒールの高い靴による圧迫が重なって進む場合があります。靴だけが原因とは限りません。
幅広の靴を選べば安心ですか?
必ずしもそうとは限りません。大きすぎる幅広の靴は足が靴の中で前へ滑り、かえって親指の付け根への負担を増やすことがあります。踵の収まりや固定方法も含めて選びます。
インソールを入れれば外反母趾は治りますか?
インソールは変形そのものを治すものではありません。足裏の当たり方や靴の中での足の収まりを調整する選択肢です。
靴が当たる、歩くと疲れる。まずはご相談ください。
通常の足と靴のご相談は、ANDANTINOが予約制で承ります。
